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空と宇宙の違いや境目はどこからどこまで?カーマンラインと大気圏の区別で決まる?

2021/06/28
 
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周りに木や建物がない場所に出れば、両手いっぱいに広がる空。

ただ見ているだけで癒やされますよね(*^^*)

そこにある事が当たり前で、普段は空と宇宙の違いについて、あまり気にする事も少ないのではないでしょうか?

今回はどこまでが空でどこからが宇宙なのか、またカーマンラインや大気圏の区別を交えてまとめていきます!
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空と宇宙の違いや境目はどこからどこまで?

空と宇宙の違いは?

空と宇宙の違いは一体何なのでしょうか?

ふと考えてみると、すごく曖昧で区別のしようがない気もしますよね(*_*)

永遠に答えが出ない問題の一つに思えます…笑

実は分かりやすい表現があるのですが、私達が立っている地球上から見上げている状態で広がっているのが『空』です。

空を想像すると、きっと多くの人が『透き通った青い空』を思い浮かべるのではないでしょうか?

この空が青い理由は、太陽光が地球の大気(窒素や酸素、アルゴンなど)で散乱する為、日中は波長が長い青い光が強調される事で空が青く見えています。

また夜は太陽光がほぼなくなり、強調もされないため、宇宙空間をそのまま見ているという事になります!

宇宙空間をそのまま見ていると言われると、まるで自分が宇宙飛行士になったかのような気分が味わえますね笑

空と宇宙の違いはすごく分かりづらいですが、空には大気があって、宇宙には大気がないというような明確な違いはないんですよね…。

したがって、空と宇宙の違いをあえて言葉にするなら、地球上から宇宙を見上げる状態だと『空』、ただし『宇宙』でもあると言えそうです。

関連記事:風が吹く原理や発生源はどこ?偏西風や貿易風と季節風の種類の違いは?

境目はどこからどこまで?

空と宇宙の違いは明確に無いことが分かりましたが、境目や境界線ってあるのでしょうか?

あるとしたら『境目がどこからどこまでなのか』気になりますよね!

実はこれも空と宇宙の違いと同様に、どこからどこまでが空で、どこからどこまでが宇宙という境目はありません。

はっきりした境目が無いのに、空と宇宙二つに区別してしまうなんて、余計に分かりづらいですよね…。

一般的には空気がほとんど無くなってしまう高度100km以上から先を宇宙としています!

国際航空連盟が高度100kmを目安に仮想のラインを設定していて、このラインの事を『カーマン・ライン』と呼びます。

カーマン・ラインについては以下で詳しく解説しています!

※国際航空連盟→スカイスポーツの国際組織で本部はスイスのローザンヌにあります。


カーマン・ラインと大気圏の区別について

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カーマン・ラインとは?

上記で少し出てきた『カーマン・ライン』とは一体どのようなラインなのか詳しく確認していきましょう。

カーマン・ラインとは、海抜高度100kmに引かれた仮想ラインの事を言います。

高度100kmを超えた場合、宇宙飛行をしたと認定されます!

だから必ずしも月や火星など他の星に行く必要はないんですよね。

ちなみに高度100km以下は『地球の大気圏』と定義されています。

飛行機なんかは高度10kmぐらいを飛んでいます。

この高度100kmをもう少し近いもので比較すると、オーロラは高度約80kmぐらいから発生しています。

そして宇宙ステーションは高度408kmの為、オーロラを上から見る事が出来るんです!

こうして比較すると、高度100kmって意外と低いのかもしれないと思ってしまいますね。

またアメリカ空軍では高度80km以上を宇宙とみなしているため、明確にどこから宇宙というのもあいまいです。

カーマン・ラインを超えたら宇宙という区別の仕方があるので、宇宙は高度100km以上と言えますね!

大気圏とは?

大気圏ってよく耳にする機会がありますが、実際どんな基準があって決められているのでしょうか?

まず最初に大気圏とは、地球の周りにある大気が存在する範囲の事を言います。

この大気圏には4つの構造があり、温度変化を基準に分けられています。

いま私達がいる地上が対流圏と呼ばれる所で、成層圏、中間圏、熱圏と高度が上がるにつれて名称が変わっていきます。

対流圏(0〜11km) 成層圏(11〜50km) 中間圏(50〜80km) 熱圏(80〜500km)
高度とともに気温が低下する。 高度とともに気温が上昇する。 高度とともに気温が低下する。 高度とともに気温が上昇する。

これらをまとめて大気圏と言います!

上記のカーマン・ラインは高度100kmに設定されているので、熱圏にある事が分かりますね。

大気圏を超えれば宇宙というより、熱圏に入って高度100kmを超えれば宇宙に到達したと言えます。

こうして見ていくと、カーマン・ラインが高度100kmでそれ以上は宇宙だと設定しているのは分かりやすいですね!


まとめ

・空と宇宙に明確な違いない。

・国際航空連盟は高度100km以上(カーマン・ライン)を宇宙と設定している。

・宇宙ステーションでは上からオーロラを見ることが出来る!

・大気圏は対流圏、成層圏、中間圏、熱圏の4つに分類される。

関連記事:天体観測する時の虫除け対策は?虫除けスプレーやリングなどオススメグッズまとめ

今回の記事はここまでです。
空と宇宙の謎が一つでも解決しましたでしょうか?

少しでもお役に立てれば幸いです(^^)/

最後まで読んで頂いて、
有難うございました!

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